薬膳料理 中国漢方の知恵「医食同源」

薬膳料理

薬膳料理 この「薬膳料理」シリーズでは、「医食同源」の本場、中国の季節の薬膳料理や、旅先などで出会った素敵なお料理を皆様にご紹介いたします。
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薬膳料理「医食同源」 Vol.011

《タイ国の健康食:ワニ料理》

年末年始のお休みを利用して、タイ国へ行ってまいりました。

今回タイへ行きましたのは、泰中文化経済協会の張祥盛先生と陳漢涛先生から、タイ国へ不妊症の方々のために来て欲しいとのご要請を頂いたことと、友人で福建省アモイ在住の熊先生が約20年参加しているワニの養殖事業を見学するためです。

  1. パタヤビーチの夕暮れ ワニ園近くの海辺に建つロングビーチガーデンホテルエンドスパに宿泊致しました。このホテルはヨーロッパから宿泊のお客様が多く、本来は年末年始の予約はなかなか取れないのですが、11月末のタイ国内の混乱により予約の取り消しが多かったので、私達が宿泊できるようになったそうです。
    この写真は10階の部屋から太陽が沈みかけているところを撮影したもので、写真の左中央に写っている半島がパタヤビーチの先端になります。
    パタヤビーチはすごいところです。ぜひ一人で行きたいですね。ただし、それなりの覚悟が必要です!!
  2. ワニの教室 張祥盛先生が経営されている是拉差(スリラッチャ)龍虎園内の展示品のひとつです。小さなワニの剥製が並んでいて、教室内の授業風景になっています。
    ただ一匹外にいるのは、はみだしものです。
  3. ワニの池ワニは、1つの人工池(50m×80m程の大きさ)に対して、3m〜6mサイズのものが約500匹飼われています。
    このような池がワニ園の周辺に、およそ30箇所ございます。
    ワニが餌を食べる様子を私達に見せようとして係の車が近づいたとたん、池の周囲のワニがいっせいに集まってきました。ワニの頭が、みな餌の方向を向いています。ワニは常時15,000匹いるそうです。
  4. トラの保護ここでは、トラの保護にも力を入れています。
    このトラはまだ若く中型といった所で、50〜60kg位だと思います。トラの衣装を着たトラ使いのお兄さんはケニア人だそうです。トラってケニアにいたでしょうか?
  5. トラの群れ社長の張先生が自ら園内の案内をしてくれたためでしょうか、奥の方からいきなりたくさんのトラがでてきたので、ケニア人トラ使いさんの顔色が急に変わって緊張した面持ちになっていました。
  6. ワニの串焼きワニの串焼きです。胴体の肉を串に刺し、上からスパイスをまぶして焼いてあります。適度な歯ごたえがあり、ビールのつまみとしては最適でしょう。
  7. ワニのテールの丸焼きワニのテールの丸焼きです。ワニの肉は本来、フグのように透明です。加熱すると白くなります。テールはコラーゲンの塊で、高タンパク低脂肪の健康食です。
  8. ワニと野菜の炒め物ワニ肉と野菜の炒め物です。お肉と魚の中間のような歯ごたえです。脂肪が少ないとはいうものの、パサパサというわけではありません。野菜とからめると、程よい美味しさになります。
  9. ワニの手足の煮込みワニの手足の煮込みです。ワニは、一番高価なのが手足、次にテール、一番安いのは胴体です。
    ワニの手足の煮込みも、やはりコラーゲンの塊です。低脂肪なので食べやすく、体に良いことこの上ありません。まさに絶品です。
  10. ワニとハムのミンチパイワニのミンチをパイで包み、上に雲南省の火腿(ハム)を載せて焼いたものです。美味しかったです、それ以外の上手い言葉がみつかりません。
  11. マンゴーのデザート蒸したもち米の上にマンゴーを載せ、上からココナツミルクをかけたデザートです。程よい甘さが、とても美味しかったです。
  12. ここで、写真に撮れなかった絶品スープをご紹介します
    ワニの尾には、三角形をした突起物が5つ並んでいます。
    ワニの尾の突起
    そこにはコラーゲンが詰まっています。当日、園の特別室で15人程の食事会を開いておりましたので、朝のうちに4匹のワニを処分したそうです。フカヒレより少し固めの食感で、大変美味しいものでした。

    私は、ワニは21世紀の健康食、美容食、長寿食であると思います。
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